富士登山-2 (2日目)

本六合目〜山頂
朝4時起床。外に出ると空が赤く染まっていた。なんて美しい紅色。山頂側を見ると、一筋キラキラと輝くラインがあった。人のヘッドライトの明かりだ。山頂でご来光を眺めようという人達の列が輝いていた。

シャケ定食の朝食をとる。今日は消費カロリーが大きいだろうからとおかわりしてやや大目に食べました。


日がのぼるにつれ色は薄くなった。超美しい。

歩きだしたくなるような雲海。朝は雲が一律に低い位置に落ち着いているんですね。夜の間は上昇気流が無いため、重力で水滴が下に沈むのでしょう。


美しい風景に感動して皆良い表情です。


ご来光。太陽が顔を出しました。ナムナムと色々と願い事をしました。


ッシャァ!イクゼッ!山頂に向けて出発だ!


標高3000mくらい。もう木は生えず、草しか生えない。見上げると山小屋が点々と見える。

出発すぐは身体が十分に起動しておらず、脚が重かった。また、本六合目以降は以前よりも勾配がきつくなっており、しんどかった。


標高3250m。本7合目。ここでちょっと長めに休憩。


高っけぇ〜!山頂付近は九十九折りみたいなコースになります。

雲の様子が朝と異なっていますね。日が登ると気温が上がり、上昇気流が発生し、雲が乱れるのでしょう。また、上昇気流に乗って雲が上に登ってきます。雲が僕らを追いかけてきました。


天空の道。一歩一歩、歩を重ねて山頂に近付きます。


山頂まであと少し!


絵になる男。何このベストショット。山頂付近にて。


富士山のMAXを征す!このMAX勝負、俺らの勝ちだっ!

全員元気に山頂まで辿りつけました。11時。途中で一泊したのが良かったのだと思います。

山頂、お鉢まわり
噂の自販機-1


噂の自販機-2

富士山山頂には物凄く値段が高い自販機があるという噂を耳にしたことが誰でも一度はあるだろう。これがその自販機だっ!

確かに高いが、ま、ここまでの運搬費用を考えれば妥当な価格だと僕は思います。


山頂で昼飯。またカレーライス。1200円なり。山頂でも予約なしでお昼ご飯が食べられます。


元気な人達はお鉢まわりへ出発。


噴火口。この噴火口から火山灰が噴出し、関東の大地が火山灰で覆われたのですね。


噴火口周囲の道


富士登山駅伝をやってました。この空気が薄いなかを走るなんて!どれほどトレーニングを積んだのでしょう。ランナーを邪魔しないように気を付けて歩きました。


駅伝折り返しの浅間大社奥宮。走者はここでたすきに印をもらっていました。


奥に見える建物が乗っている丘が剣ヶ峰。剣ヶ峰が本当の富士山最高地点です。標高3776m。もう1m頑張れなかったのでしょうか?

剣ヶ峰には気象観測所があります。もう今は使われていないようです。

お鉢まわりはややペースが高く、軽く息切れするくらいの速度で歩きました。酸素が薄いこの環境で、運動で酸素を消費したため、軽い高山病にかかってしまいました。軽い頭痛がしました。

高山病のメカニズムはよくわかっていないそうです。一説には、酸素を取り込もうと呼吸をいっぱいして、その結果、二酸化炭素が排出され過ぎて身体のバランスが崩れてしまうそうです。単純に酸素不足というわけではないようです。酸素が足りないだけならマラソンのときみたいにゼーハーと呼吸すればいいわけですもんね。

山頂〜5合目
イワツメグサ。


大分下界が近くなりました。


砂走り遠望。あれがこの登山のメインディッシュの砂走りです。一直線に下ります。


砂走り。ふかふかの砂道。ふかふかの地面が着地のショックを吸収してくれるので膝の負担もあまりありません。スキーのような感覚でどんどん下れます。楽しいっ♪でも所々に岩があるので注意。


オンタデ。マヨネーズをつけて食べたい。富士山にはサラダにしたら美味しそうな高山植物があります。食べてみたいと考えるのは僕だけでしょうか?(採取禁止です。)


良い写真がとれました。楽しそうですね。

砂走りは結構長くて、十分に堪能できました。

最後は暫くまた森の中を歩いてスタート地点の5合目に戻りました。いやー、長かった!

登山は下りが大変です。段差を降りるたびに小さいながら衝撃を身体に受けます。それが数えきれないほどあって、身体にダメージがかなり蓄積しました。ジャブを受け続けたボクサーのようなものです。最後は軽い頭痛がしてました。

この後は温泉に入り、ご飯を食べて解散しました。

無事富士登山を終えられて本当に良かったです。楽しい仲間と富士登山をやりきったことは僕にとってかけがえのない経験となりました。

参加してくださった皆さん本当にありがとうございました。